4/15(金)〜4/17(日)  朝8時半。大阪⇒愛知県へ物資積載、搬送。
今回は、老人用肌着や、キャットフード、野菜ジュース、
清掃用品、動物保護シェルターで使用予定の管理票、など載せて向かいました。

 

愛知の龍清さんの倉庫に到着後、物資の仕分け作業をしました。
社長様やスタッフの方のご尽力をいただき、、物資の仕分けのための作業を、行いました。

           

このときは、まだ、晴れ間がありましたが、午後からあいにくの雨。

              
                   
ますます強く降る雨の中、物資を積載し、ユニックのクレーンでドラム缶が、吊り上げられてゆきます。

                  
 
最終確認を終え、出発は、19時半を回りました。いざ、出発。
            

往路、山肌に、まだまだ雪が残っていました。
道路状態が非常に悪く、物資を積載したトラックは、何度もジャンピングしながら、最初の目的地、宮城県石巻市に向けて、ひたすら、走りました。

    

道は、割れ、左右には、木材の破片が散乱した土地が広がり、いたるところに赤い三角柱が置かれる中
走り続けました。

     
                  

すれ違う車は、10台に1〜2台は、自衛隊の災害派遣車両です。米軍の車両も見かけ、被害の深刻さを実感しました。

そして、石巻にある動物救護センターに到着。
この時も、雨に見舞われました。


  

  

石巻動物保護シェルターは、下水局敷地内に作られたテント、プレハブ、トレーラーハウスでできていました。
スタッフの方用でしょうか、テントが張られ、多くの若い獣医の先生方、ボランティアさんが集まっておられました。

また、事前に現地よりご要望おただいておりましたとおり、発電機を動かすための軽油をお届けいたしました。
こちらは、空堀商店街のラブボンさん、小林氏よりご支援いただいたものです。
ドラム缶は、龍清さんが駆けずり回って探してくださったものです。

このほか、500Lの給水タンクもお届け、設置いたしました。
食料(野菜、肉)は、箕面市セラピィス動物病院の下西院長先生から、お預かりした物資です。
上記画像右下のケージは、全日本獣医師協同組合さまより、委託されたものです。

また、新日本カレンダー株式会社 ペット事業部Peppyさんから協賛いただいたペットフード、猫の砂なども混載させていただきました。

               

プレハブの中には、収容されているワンコたち鳴きやまず、ボランティアさんによってお散歩に連れて出ていただけるようでした。
私たちが伺ったときも、ボランティアさんが訪ねてこられていました。

バイオ消臭除菌スプレーが大活躍しそうです。

また、大量のウンチ袋を持参させていただきましたので、こちらもお役立ていただけそうです。

石巻の積載分を降ろし、一路岩手県へ。


             

一関に向かう途中、左右に広がっていた光景は、地震の爪あとでした。
数十台の乗用車が、土と泥にまみれたままの形で、手付かずの状態で置き去りにされていたり、
しばし言葉を失う光景が続きました。

次の目的地、岩手県、一関市にある、動物病院に向かいました。

   

こちらの院長先生は、津波で家を流されたわんにゃんチャンたちを保護されたり、引越しが住むまでの間の子たちを
保護、救護されておられました。

また、病院の敷地内が液状化現象で地面が盛り上がってしまい、大変な中、地元の皆様の生活物資を
お届けになられたり、と、精力的な支援活動を行っていらっしゃいました。

こちらの病院には、土地勘のある地元のボランティアさんがこられ、軽自動車に物資を積んで、屋内退避される皆様の
元へ物資を配って下さっています。
私たちがお届けした物資も、こちらを拠点に、陸前高田〜南三陸などの地域へ、運ばれてゆきます。
  
さて、病院に保護されたわんにゃんちゃんたちについて、少しお話をうかがうことができました。
最初は、どの子もおびえきっているそうですが、院長先生をはじめ、若先生、スタッフの皆様の
ご尽力で、どの子も次第に心を開き、私たちの訪問も、みんな歓迎してくれるかのような喜びように、愛情のすばらしさを
実感致しました。

今回は、猫用ハーネス、首輪、ネコ砂、ペットシートをはじめ、人間用物資、仮設住宅の入居とともに引き取られてゆく子たちへの物資などを
お届けさせていただきました。

季節柄、ノミ、ダニ駆除用グッズが早急に必要であるとうかがいました。

しばし、院長先生のお話に身耳を傾け、被災生活の過酷さを伺い、また次回搬送時、お持ちさせていただく必要物資の
準備に役立つ情報を伺ったりしました。

すっかり日も暮れ、我々は一路愛知に向け、被災地を出発いたしました。

  

 長野付近では雪が残り、気温がぐっと下がりました。

途中、仮眠を取りつつ愛知に向かいましたが、何度も余震に遭い、風が唸り、地面がきしむ音に、恐怖を感じました。

17日、午後3時。
無事、トラックは、愛知に戻って参りました。
その後、少しの休憩を挟み、大阪チームは、車を乗り換えて、大阪に向けて戻ってまいりました。
4/28   救援物資が届きました。
カフェ&ダイニング、ゆるらかふぇさんからお届けいただいたものです。
ウエス用に、と大量のタオルでした。

作業開始!

まずは、たたみをほどいて、洗います。
黄変しているものは、漂白し、できる限り気持ちよくお使いいただけるよう、工夫しながらの作業です。

 

乾燥機にかけ、今から再びたたみます。

 

たたみ終わったものは、一家庭ごとに配りやすいように、リボンでまとめ、箱詰めにしてお届けします。

お手伝いくださる仲間やスタッフとともに、願いを込めて準備します。

作業は、深夜、日付が変わる頃まで、続けられました。
皆様の、ご協力、心から感謝いたします。

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